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志賀高原の紅葉を見に行こう!絶景ドライブルートは日帰りOK【山ノ内町】

志賀高原といえば、なんといってもスキーやスノーボードなどのウインタースポーツで有名ですね。1998年の長野冬季オリンピックではアルペンスキーなどの競技場にもなったので、当時のことを覚えている方もいるのではないでしょうか。

ですが志賀高原は、雪が降る前の燃えるような紅葉もとても美しいのです!

この季節のトレッキングもお勧めですが、今回は半日で回れる紅葉ドライブコースをご紹介します。高速を使えば首都圏からでも充分日帰りできますよ。

 

 

4時間で紅葉の高原へ!志賀高原はアクセスの良さ抜群

 

今回ご紹介するドライブコースは、上信越自動車道小布施スマートICから温泉郷として有名な高山村を経由し、志賀高原のリゾートエリアを抜けて山ノ内町へと降りるコースです。そこからもっとも近い信州中野ICまで含めても、二時間足らずで志賀高原の紅葉を満喫できます。

 

もちろん、紅葉の高原はフォトジェニックな撮影スポットでいっぱい!車から降りずにスルーすることはとてもできません。

写真を撮ったり休憩を入れたりすることを考えて、3時間程度かかると見込んでおくと安心です。

 

志賀の紅葉ルートは登り口から絶景の連続。清流の滝は必見

 

長野県道66号線を進んで山道に入ると、しばらくして右側に6台程度停められる駐車スペースと、「名勝 雷滝」の案内が見えます。

このあたりは、長野県北部では五本の指に入る美しい紅葉が見られるといわれる松川渓谷。道沿いに流れているのは松川と呼ばれ、白根や万座方面を水源として小布施町で千曲川に注ぐ清流です。

 

この駐車スペースに車を停めてすぐ脇の階段を下りていくと、3分ほどで雷滝に着きます。

滝までの遊歩道は歩きやすく整備されていますが、滝の近くは水しぶきでぬれているので滑りやすくなっています。行くときはスニーカーなどの滑りにくい靴をお勧めします。

遊歩道は滝の裏側を回って向こう側まで!ここは滝まで行けるだけでなく、滝を裏側から眺めることもできるんです。

紅葉は志賀高原より少し遅いですが、大迫力の滝と水の音を間近で楽しんでくださいね。もちろん紅葉の時期は最高ですよ!

 

この松川渓谷沿いは、山田温泉、五色温泉、七味温泉と泉質が良い温泉がたくさんあります。日帰り入浴が可能な施設もありますので、ルートを逆にして帰りに温泉を楽しんでいくのもいいですね。

 

このあと渓谷を離れて山田牧場へと上がっていくと、さらに道は細くなり坂もカーブも急になってきます。スピードを落とし、充分気をつけて進んでくださいね。

 

高山村の山田牧場は見晴らし最高のフォトスポット

木々の色づきが増していく道をさらに上がっていくと、ペンションやロッジが並ぶ道沿いに山田牧場が見えてきます。

およそ159ヘクタールもあるこの牧場では、春から秋にはたくさんの牛を放牧していますが、冬には13kmのロングコースを持つスキー場に早変わり!雪質もよく、たくさんのファンを持つウインターリゾートなんです。

まるで北欧にいるような美しい木立が広がります。

こちらの牧場はとにかく広いので見晴らしも最高!目の前に広がる美しい紅葉と山々を、ぜひ車を停めてゆっくり堪能してください。

 

牧場の駐車場にはお手洗いもあります。景色を楽しみながら一息入れるのにもぴったりですよ。

 

誰もが撮りたくなる!平床は志賀高原内有数のフォトスポット

 

山田牧場を出て狭い山道を進むと、笠岳(笠ヶ岳)というこんもりした形の山を境にいよいよ志賀高原のある山ノ内町に入ってきます。そう。本当の志賀高原はここからなんです!

これまで通ってきた長野県道66号線はここで終わりです。ここからは国道292号線(志賀草津道路)を左に曲がって志賀高原を通り抜け、ふもとまで降りていきます。

 

この県道66号線が国道292号線に突き当たるあたりは平床と呼ばれていて、周辺にはカメラを構える人がたくさん。この平床からは、平らに広く伸びる不思議な形の山を一望することができるんです。

周囲には白樺林が広がってとてもロマンチック!

この山は志賀山の一部分。その向こうにはトレッキングでしか行けない、志賀高原でもっとも大きい池である大沼池があります。

エメラルドグリーンともコバルトブルーともいわれる水の色と、周囲の湿原がとても魅力的な湖なのだそうです。徒歩約一時間半で行けるそうなので、時間と体力に余裕があればチャレンジする価値はありそうですね。

 

ちなみにこの国道292号線を右に進むと、横手山を越えて長野と群馬の県境にある渋峠ホテルの前を通り、白根山からさらに草津へと行くことができます。

 

 

白根山の周囲は標高が高いので高い木がほとんどなく、紅葉の時期は草紅葉を楽しむことができます。こちらも志賀高原とは雰囲気の違う絶景を楽しめるお勧めルートです。

 

またそこまで行かなくとも、平床の三叉路から200mほどの道沿いに温泉の源泉噴出口を見ることができます。近くに行くだけでむせそうなほど硫黄のにおいがする、大迫力の源泉です!

ほんの少しの距離なので、こちらにもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

紅葉に映えるたくさんの池は志賀高原のホットスポット!

志賀高原の国道292号線沿いを行くと、多数の池があることに気づきます。中にはホテルの名前が池からとられていることも。

志賀高原には昔、火山活動でできた大きな湖がありました。その湖が長い年月のうちにだんだんと埋まっていき、今残っているたくさんの池と湿原はそのなごりといわれています。

292号線沿いにあるいくつかの池は、今は志賀高原のランドマークとしてきれいな姿を見せてくれています。

 

ひとつひとつの池に個性があって素敵ですが、でもすべて立ち寄っていくのは大変ですよね。

ですので特に紅葉の時期に押さえておきたい池をふたつご紹介します!

 

① 丸池

 

木立の間からのぞく池の水面に、向こう岸の紅葉が映ってとてもきれいなんです!

風のない日に写真が撮れるとラッキーですよね。

② 一沼

 

志賀高原の池の中でも、紅葉の美しさで評判が高いのがこの一沼。周囲の白樺の白い幹が、色づいた葉とコントラストになってとても美しく見えます。

一沼には駐車場がないので、写真を撮るときはすぐ近くにある旭山登山道入り口の駐車場を使うことをお勧めします。

 

高原を降りたら一息入れて。道の駅のさわやかブルーベリーソフト

 

 

美しい紅葉の高原を下りたら、ほっと一息つきませんか?国道292号線沿いを走ると、間もなく道の駅北信州やまのうちが見えてきます。

こちらの道の駅ではおみやげの他、農産物直売所やレストランもあります。

屋外のテナントでは、地元産のブルーベリーとりんごを使ったソフトクリームをいただくことができます。ブルーベリーソフト、生乳ソフト、ミックスソフトのいずれも350円です。

こちらのブルーベリーソフトは、ブルーベリーらしい酸味とさわやかな甘さがしっかり感じられてとってもおいしいんです。

ドライブの疲れがすっと引いていくようなスイーツです。ここでしっかり休憩して、残りの帰り道も気をつけていきましょう!

 

まとめ

 

紅葉の季節を過ぎると志賀高原はすぐに冬を迎えます。11月の上旬にはスキー場やホテルがある山ノ内側以外は冬季通行止めとなり、最初にご紹介した雷滝も冬季閉鎖され、山はGW頃まですっかり雪で閉ざされてしまいます。

志賀高原が燃えるような色に包まれる、長い冬の前のとても短い季節。ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

 

■DATA

山田牧場

営業時間:終日

定休日:無休

住所:〒382-0800 長野県上高井郡高山村奥山田山田牧場

電話番号:0262-42-1122

 

 

道の駅 北信州やまのうち

営業時間:売店:8:30~18:00 食堂:11:00~16:00 農産物直売所:8:30~16:00(冬季は土日祝・月曜日のみ営業) よってかっしゃい屋(ソフトクリーム等):10:00~16:00(冬季休業)

定休日:無休(臨時休業あり)

住所:〒381-0402 長野県下高井郡山ノ内町大字佐野393-2

電話番号:0269-31-1008

HPhttp://www.town.yamanouchi.nagano.jp/michinoeki/index.ht

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