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まるでジブリの森?!神秘的な苔と原生林の森『白駒池』の絶景が見たい。(長野県佐久穂町)

突然ですが皆さん「苔(こけ)ガール」って、ご存知ですか?苔ってあのグリーンの苔の事?!そう今やあの苔に魅了される女子達が急増中なんです。

そんな苔ガールたちが注目しているスポットが、長野県の北八ヶ岳にある「白駒池」ここは一歩足を踏み入れると、神秘的な苔と原生林の世界が広がるまさにジブリの世界なんです。今回は苔ガールの私が「白駒池」の魅力をたっぷりとご紹介していきますよ。

神秘的な湖「白駒池」ってどんな場所?どこにあるの?

長野県の東信エリア佐久穂町と小海町、2つの町の境にある「白駒池」標高2,100m以上の場所にあり湖としては日本最大の天然湖です。その大きさに圧倒されるのはもちろんですが、なんといっても「白駒池」に向かう遊歩道にある、樹齢数百年の時を刻んだ原生林や苔のじゅうたんを見ることができるのが一番の人気スポットです。

また春は新緑、夏はキャンプ、秋は赤やオレンジに紅葉する木々、冬は凍る池と山に積もる雪のコントラストと美しい白銀の世界を見ることができ、1年を通じて楽しめるのも「白駒池」の魅力です。

白駒池周辺をハイキング。どんな服装がおすすめ?

それでは早速、白駒池に向かいましょう。でもその前に。白駒池までは駐車場から約15分。

森の中へと続く道は、原生林を切り開いた遊歩道になっています。途中急な坂道やぬかるんだ場所があるので、ちょっとやりすぎかなと思うくらいしっかりした格好で臨みましょう。

遊歩道はこのように木の板を何枚か並べたものがありますが、これがない場所もあります。

特に重要なのは靴です。晴れていても、前の日の天気の影響で足元が悪い時も少なくありません。街中で履いているようなスニーカーではなく、ハイキングまたはトレッキングシューズはマストアイテムです。

また、山の麓と池の周りの温度は15度以上違うこともあります。暑い日は過ごしやすく感じますが、突然天気が変わることもあるので、上着は必ず持っていきましょう。機能的でおしゃれなアウトドアブランドで全身揃えて、おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。

私は好きなマウンテンブランドのトレッキングシューズを選びました。この靴なら、ぬかるみや険しい道も平気です。

樹齢数百年の原生林と苔の絨毯。まさにジブリの世界に紛れ込んだよう。

白駒池の入口に一歩足を踏み入れると、足元一面にグリーンの苔が広がりまるでジブリのこだまの森のよう。「苔ガール」の私としてはもうたまりません。

「苔」と一言といっても、よく目を凝らすと種類は豊富で見ていても全く飽きません。まさにここは癒しのスポットです。

樹齢数百年の原生林はコメツガ、トウヒ、シラビソ、ダケカンバなど、足元にはまるで緑の絨毯に覆われているような苔が生い茂り、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

しかもここには485種類にも及ぶ苔が生息していて、日本蘚苔類学会から「日本の貴重な苔の森」に選定されているんですって。

 

遠くから見ると緑の絨毯に見える苔も、近くで見るとそれぞれ違った形をしているのでじっくりとお気に入りを探してみてはいかがでしょうか?ほらほらなんだか「苔」がかわいく見えてきたでしょ。そう思ったあなたはすでに「苔ガール」に仲間入り?!かもしれないですね。

毎年初夏から秋にかけて、「苔の観察会」が開催されています。コースは2時間ほどのものと、1泊2日の充実体験コースがあります。この観察会に参加すれば、正真正銘の「苔ガール」です!詳しくはこちら

一眼レフなどの本格的なカメラでなくても、スマートフォンなどでも近くで撮影すると一つ一つ違いががよくわかるのでおすすめです。

白駒池周辺の森のネーミングがかわいくて好き。

 


白駒池周辺には「もののけの森」や「ヤマネの森」に「オコジョの森」等かわいいネーミングがついた森がいっぱい。それぞれの森によって生息している苔が違ったり、タイミングがあえば野生のヤマネやオコジョに会えるかも?

「白駒池」は紅葉シーズンも見逃せない!

出かけたのは9月の下旬、木々が色づき始めている頃でした。白駒池の紅葉シーズンは9月下旬~10月中旬頃まで。11月からは雪が積もり始めるので、紅葉の季節は要チェックです。

白駒池周辺の宿泊施設は?キャンプ場施設は?

白駒池の湖畔にはキャンプ場のほかに、青苔荘と白駒荘の宿泊施設が2つあります。

 

 

特に私のおすすめは白駒荘。宿の前でボートが借りられるので、ボートから白駒池を一望することができるんです。ボートからは、歩くのとは違うアングルで素敵な写真が取れるのもおすすめポイントです。

白駒荘は今年10月に新館がオープン予定となっています。地元長野の旬の食材を使った料理や宿のカフェでは、長野県以外では食べるのは珍しいほおずきを使ったスイーツもいただけちゃいます。

 

またキャンプ場も1年中開放されているので、より自然を身近に感じたい人はこちらがおすすめです。

「白駒池」に行く際の注意点。駐車場は?

白駒池には約200台が停められる有料駐車場があります。料金は500円

連休や紅葉の季節は、朝早くから駐車場がいっぱいになることが予想されます。駐車場が空くまで待ちぼうけする時間がもったいないという方には、バス利用もおすすめです。

バスは茅野駅からは往復3便、佐久平駅からは往復2便運行されています。往復でバスの乗車券を購入すると割引がありますが、プランに合わせて使い駅を使い分ければ効率よく移動ができます。

ただしバスの運行は期間限定となっていますので、詳しくはHPをチェック。

アルピコ交通 http://www.alpico.co.jp/access/suwa/

千曲バス http://www.chikuma-bus.com/home/modules/route_bus/index.php?content_id=34

「白駒池」でハイキングやトレッキングにおすすめのコースは?【初心者向け】

「白駒池」ハイキングおすすめコース

ハイキング・ビギナーの方へのおすすめは白駒池駐車場~白駒の森~白駒池(約1.8㎞)を1周するコース。所要時間は約1時間。

休憩するなら、白駒池の近くにある白駒荘にあるカフェやレストランがおすすめです。夏は白駒荘のカフェはオープンエアーとなっていて、白駒池を見ながらゆっくりと過ごすことができますよ。他にもお弁当を持参してピクニックするのも楽しいです。

「白駒池」~「にゅう」までのトレッキングコース

もう少し本格的なトレッキングコースならば、こちら。白駒池駐車場~白駒の森~白駒池~にゅう山頂まで(往復コース)所要時間は行きが約2時間。帰りは約1時間半。

「白駒池」の神秘的な苔の森に行こう!

白駒池の森に足を一歩踏み入れると、すぐそこに道路があるとは思えないほど気軽に自然を楽しむことができます。ハイキングは初心者は湖を一周したり、ボートに乗ったりまずは自然に触れるところから始めましょう。上級者は自分の好きなレベルに合わせてハイキングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

おすすめのシーズンは何と言っても湖と赤や黄色に色づいた木々とのコントラストが美しい紅葉シーズン!天気の良い日はもちろんのこと、曇りの日にも魅力があるので落ち込まずに。

ジブリの世界に迷い込んだかのような、神秘的な苔の世界にあなたも訪れてみませんか?

今まで苔に興味がなくても、苔の美しさを魅了されること間違えなし!「白駒池」を訪れればあなたも「苔ガール」の仲間入りです。

 

 

■DATA

白駒池
場所:長野県南佐久郡佐久小海町

【白駒池までのアクセス】

電車でのアクセス
・JR中央線 茅野駅よりアルピコ交通バス麦草峠線「麦草峠」行きバスで麦草峠または白駒の池で下車(茅野駅から約1時間20分)
・JR長野新幹線 佐久平駅より千曲バス白駒線「麦草峠」行きバスで白駒池入口または麦草峠下車 (佐久平駅より約1時間50分)

アルピコ交通 http://www.alpico.co.jp/access/suwa/

千曲バス http://www.chikuma-bus.com/home/modules/route_bus/index.php?content_id=34

 

車でのアクセス
・中央自動車道 須玉IC→国道141→国道299→白駒池入口
・中央自動車道 諏訪IC→ビーナスライン→国道299→麦草峠→白駒池入口
・上信越自動車道 佐久IC→国道141→国道299→白駒池入口

白駒池有料駐車場:南佐久北部森林組合 http://hokubu-f.jp/shirakomanoike/

青苔荘

住所:長野県南佐久郡佐久穂町大八郡白駒湖畔

TEL:090-4235-2725

白駒荘

住所:長野県南佐久郡小海町八千穂高原

TEL:090-1549-0605

 

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